体幹ダイエットのウソ!ホント!?痩せるために本当に必要なこととは?


体幹ダイエットは、話題になっていますが、どのようなものなのでしょうか?ダイエットには、やはりメリットデメリットがあり、自分にあったダイエット法を見つけることが効果につながります。様々なダイエット法がある中、体幹ダイエットについてまとめてみました。

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体幹ダイエットのウソ!ホント!?痩せるために本当に必要なこととは?

サッカー日本代表の長友佑都選手の著書、「体幹トレーニング」という本が売れていることでも分かるように、体幹という言葉はダイエット界でもよく使われている言葉です。

ただ、アスリートの中には体幹トレーニングに対して疑義を呈している人もたくさんいます。体幹ダイエットに関しても同じことが言えますが、いったい何が正しいのでしょうか。

体幹ダイエットってなに?

体幹ダイエットは、一般的に体幹と呼ばれる部分を鍛えることによって代謝効率をアップし、結果として痩せやすい体質を作ることを目的としたダイエット法と説明されることが多いようです。私たちが1日に消費するカロリーのおよそ6割を基礎代謝が占めていますが、基礎代謝のさらに2割程度を筋肉が司っているということです。

ダイエットの鉄則は、消費カロリーを摂取カロリーよりも多くすることですが、基礎代謝量がアップすれば、特に何もしなくても痩せやすい体質を得ることが可能になるという訳です。そのためには、筋力をアップさせるのが近道ということです。体幹トレーニングもそのような理屈に基づいたダイエット法となっています。

体幹ってなんですか?

体幹ダイエットについて解説する前に、そもそも体幹とは何なのかを知っておく必要があるでしょう。体幹とは身体のどの部分のことを言っているのでしょうか?

・身体の中心線?

実は、体幹には明確な定義がありません。辞書で体幹を引いて見ると、「動物や人体の主要な部分、胴」といった説明がなされています。では、体幹トレーニングや体幹ダイエットは、胴を鍛えることなのでしょうか。試しに胴を調べてみると、「身体のうち、頭と手足を除いた部分」とあります。

要するに背骨に沿った部分を胴と呼んでいるということなのですが、世間一般ていわれている体幹トレーニングや体幹ダイエットとはなんだか違うような気がしますよね。

・インナーマッスル

体幹トレーニングや体幹ダイエットをおこなう際によく出てくるキーワードが「インナーマッスル」という言葉です。インナーマッスルを鍛えてバランス感覚を向上させるとか、インナーマッスルを鍛えて代謝をアップさせる、などといった説明がされている雑誌やインターネットの記事を見かけたことがあるという方もいらっしゃることと思います。

インナーマッスルとしてよく取り上げられているのが腸腰筋と呼ばれる筋肉です。腸腰筋は大腰筋と腸骨筋を合わせたもののことで、腰の骨腹股関節にかけて伸びているおなか側の筋肉です。腸腰筋の緊張が見られると姿勢が悪くなったり腰痛になったり、女性の場合だと婦人科系の疾患が出やすくなったりします。

そこで、インナーマッスルである腸腰筋を鍛えたり、エクササイズによって血行を良くしたりすることによって、ダイエット効果を得ようというのが、インナーマッスルを鍛えて体幹ダイエットをおこなうときの理論となっています。

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体幹ダイエットのウソ!ホント!?

体幹ダイエットや体幹トレーニングに関しては、さまざまな情報が錯綜しており、素人にはどれが正しい情報なのかが分かりにくいです。ただ、アスリートや筋肉の専門家たちは、体幹ダイエットや体幹トレーニングを否定的にとらえている傾向があるようです。

・体幹ダイエットや体幹トレーニングなんて必要ない?

サッカーのポルトガル代表であり、レアル・マドリッドのエースストライカーでもあるクリスティアーノ・ロナウド選手は、「アウターマッスルをしっかりと鍛えることができていれば、体幹やインナーマッスルを鍛える必要はない」と言っています。

見事な肉体美を誇り、サッカー界最高の栄養である「バロン・ドール」を4度も受賞している人が言うと、やはり説得力が違いますよね。ちなみに、メジャーリーガーであるダルビッシュ有投手も、同様の意見を持っているそうです。体幹という言葉自体がもともと曖昧な上に、ビッグ3といわれるベンチプレス・スクワット・デッドリフトをしっかりとおこなうことが何よりも重要だということです。

・インナーマッスルなんて鍛えられない

インナーマッスルという言葉も、定義があいまいでよく分かりません。解剖学的にみると、インナーマッスルは骨に付着しているごく小さな筋肉であり、身体を支えたりダメージから身を守ったりする働きをしています。よく腸腰筋がインナーマッスルと呼ばれることがありますが、腸腰筋は筋肉の中でも比較的大きい方である上に、足を上げる動作の際に日常的に使われている筋肉でもあります。

陸上界のスーパースターであるウサイン・ボルト選手は、腸腰筋がとても発達していることで知られています。つまり、腸腰筋とは鍛えることが可能なアウターマッスルということです。かつては、スポーツ界でも「怪我をしてしまうのはアウターマッスルに比べてインナーマッスルが弱いからではないか」と考えられており、弱い負荷でもトレーニングを計測しておこなうというトレーニングが推奨されたことがありました。

その結果、ケガをする選手が少なくなったかというと、答えは「ノー」です。現在では、インナーマッスルとはアウターマッスルの強度に応じて強くなるという見解が支配的となっています。つまり、インナーマッスルだけを鍛えるという発想は無意味であるということです。

・代謝が上がるのは本当

体幹ダイエットや体幹トレーニングをおこなうことで筋力がアップすれば、基礎代謝量が上昇するのは本当です。つまり、体幹ダイエットや体幹トレーニングが無意味という訳ではなくて、その論理が破たんしているということなのです。インナーマッスルを鍛えることによって代謝アップなどという記事を見かけることがありますが、インナーマッスルとは身体(骨)を支えているごく小さい筋肉のことをいいます。

そんな小さい筋肉を鍛えたところで(実際には鍛えられませんが)代謝効率がアップするわけありません。それだったら大きい筋肉を鍛えた方がはるかに効果的です。

・体幹ダイエットは体重減少には非効率的

体幹ダイエットで体幹部分を鍛えて代謝機能が向上すれば、確かに痩せやすい体質になることは可能です。ただ、そこに至るまでには長い年月を必要とします。というのも、筋肉をつけるプロであるボディ・ビルダーであっても、1年間につけられる筋肉はせいぜい2kgから3kgだといわれています。一般人の場合はさらに少ないということですよね。

もし体重を減少することが目的であれば、食事制限をしたり有酸素運動をおこなったりする方がよほど効率的です。そもそもダイエットとは「規定食」という意味なのですから、その点でも食事を制限するのが理にかなっているという訳です。

体幹ダイエットは意味がないの?

体幹ダイエットに関する間違いについて述べてきましたが、では体幹ダイエットをおこなうことには意味がないのでしょうか。そんなことはありません。体幹ダイエットに関しては、その理論が破たんしているだけであって、体幹ダイエットとしておこなうエクササイズにはちゃんと意味があります。

特に、自重でおこなう体幹ダイエットは、ケガをするリスクが少ないですし、筋力の弱い女性でも簡単におこなうことが可能です。要するに、体幹なんてキーワードをつけるからややこしくなるのです。

体幹ダイエットはただのエクササイズです

体幹ダイエットのウソ!ホント!?痩せるために本当に必要なこととは?のまとめ

以上見てきましたように、体幹ダイエットは結論から言うとただのエクササイズです。特別優れた効果があるわけではありませんが、やっても無意味という訳でもありません。エクササイズや筋トレの意味をしっかりと理解して、体幹ダイエットをするかどうか決めるようにしてくださいね。

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