【玄人向け】ボクサーの減量方法とは?


ボクサーの方は試合前、追い込む練習のひとつに減量がありますね。つらい減量生活ですがボクサーが減量をする理由や目的、そしてどのように減量していくのか見ていきましょう。あくまで、玄人向けなので、一般の方にはお勧めできるものではありません。

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【ほとんどのボクサーは減量をして試合に臨む】

ボクシングでは、細かい体重区分による階級が定められています。アマチュアもプロも同様で、プロの場合は特に数キロ刻みの区分となっているため、アマチュアよりも階級が多くなっています。

プロボクサーのほとんどは試合に出る際に減量を行ないます。ふだんの体重そのままの数値が該当する階級で出場するボクサーはまずいません。

ふだんの体重よりも数キロ、ボクサーによっては10キロ以上の減量をして、その階級で試合に出場します。

【ボクサーが減量をする理由】

ボクサーが減量をする理由や目的はいくつもあります。まず、体を極限に近いレベルにまで絞り込むことによって、運動能力を高めることができます。脂肪をできるだけ減らして体重を軽くすることにより、瞬発力や俊敏性が向上します。

「体が軽くなった分、動きがシャープになった」

「動きのスピードが増して、パンチのキレがよくなった」

と実感するボクサーは多くいます。

さらに、五感が研ぎ澄まされたような感覚を得られ、集中力が高められます。

それによって、相手の一瞬のスキを逃がさず、そこに的確なパンチを打ちこむことができるようになります。目でとらえて、打とうと考えてから打ちこむのではなく、目でとらえた瞬間に意識より先に体が反応して勝手に動くようになるのです。

まさに、戦うための能力がすべて高められることになると言っていいでしょう。そしてもうひとつ、「精神力を強化する」目的もあります。階級のリミットまで減量するためには、過酷な練習と食事制限や水分制限を行なうことが必要になります。

この飽食の時代に、食べるものだけでなく、飲むものまでを制限し、さらに自分を追い込むべくハードな練習を繰り返すことで、神経はたかぶり、いらいらしたり、ピリピリします。特に減量を始めてからの数日間はその状態が続きます。

ボクサーはその状態と戦いながら、「自分はなぜこんな苦しくてつらいことをしているのか、それは勝つためだ、勝つためにやっているのだ」と自分に言い聞かせています。それによってつらさや苦しさをまぎらわせるのですが、同時に、闘争心と勝つことへの執着心が強くなってきます。

そうやって身につけた精神力も、試合においては大きな武器になります。

【ボクサーの過酷な練習と減量】

ボクサーは試合の予定がない時期も、ほとんど毎日練習を続けています。そのため、太っているボクサーはまず見当たりません。脂肪の少ない均整のとれた体型がほとんどです。

これは日常的に激しい練習を続けているためです。試合の予定がない時期でも体脂肪率が10パーセント前半、あるいはひとケタのボクサーも多くいます。

その日常においても無駄がほとんどない体から、さらに脂肪を落とし、体重を減らすとなれば、その減量方法は生半可なものではありません。端的にいえば「出るものを増やし、入るものを減らすこと」を続け、体重を減らすことになります。

「出るもの」とは、カロリー、体脂肪、水分、老廃物等です。「入るもの」は、飲食物です。

運動量を増やすことで体内から出るものを増やし、食事量や水分摂取量を減らすことで入るものを減らすのです。その基本原理は変わりませんが、実際に行なわれる減量はボクサーによってさまざまです。数キロの減量を1週間か2週間でいっきに行なう方もいれば、数か月かけて10キロ以上減らす方もいます。

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【10日で9キロの減量】

あるボクサーは現役選手の頃、10日で9キロの減量をしたことがあるそうです。ふだんの体重は65キロですが、身長が177センチでもともとが細身のため、体脂肪率は10パーセント前半です。

いつもは1ヵ月ほどかけてじわじわと9キロを落としていくのですが、この時はいっきに減らせば何日でリミットに達するのかを確かめておきたいとの考えもあり、いつもよりハードな減量に臨みました。

まず初日は絶食、水分は朝昼夕に野菜ジュース190ml缶を1缶ずつ飲むのみとします。練習はジムでの練習を3時間、ロードワークを10キロ行ない、通常の練習量のおよそ2倍をこなします。それによって翌朝の体重は63キロ、1日で2キロ減ったことになります。

2日目からの食事は、朝はヨーグルト500mlと水をコップ1杯、昼は野菜ジュース1缶、夕方は豆腐1丁と野菜ジュース1缶とします。練習量は毎日同じです。

初日は2キロ減りましたが、2日目と3日目は1キロずつ減り、4日目は体重が減らずに過ぎました。そこで、食事量はそのままで練習量を増やしました。

それにより、5日目と6日目はまた1日に1キロずつ減りましたが、7日目に58キロのままでまた減りが止まりました。

2枚目の壁を破るため、今度はさらに食事量を減らします。朝昼夕の3回、野菜ジュースのみを口にするのみとしました。するとまた体重が動き、結果、10日間で9キロ減らすことに成功しました。試合までまだ日数があったため、以降は食事と水分摂取量を少し増やし、56キロを基準にして増えた分を減らす繰り返しを続けて、リミットを維持しました。

【ボクサーの減量方法は素人には無理】

その気になれば10日や2週間で体重を10キロ減らすことは可能です。しかし、これはふだんから激しい運動を続けることによって、十分な体力を持っているボクサーだからこそできる方法であって、一般の方が同じことをしたなら、貧血や脱水症状を起こして倒れてしまうことになるでしょう。

【玄人向け】ボクサーの減量方法とは?のまとめ

くれぐれもまねをすることのなきようお気をつけください。

 

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