湯葉は豆乳から作られており、豆乳の原料である大豆には数多くのダイエット効果が期待できます。豆腐や納豆などもダイエット効果の高い食材として注目されていますが、湯葉はその中でもかなり低糖質で、まさしくダイエットにぴったりの食材といえるのです。湯葉は味に癖がないので、同じものばかりを食べていると飽きやすいダイエット中の食事にアレンジを効かせやすく、継続したダイエットが見込めます。一体どんなダイエット効果が期待できるのか、詳しくご紹介していきます。
1.湯葉の原料は豆乳
湯葉とは、豆乳を加熱した際、表面にできる薄い皮のようなものを指します。お吸い物などの具として食べられることが多く、精進料理にも欠かせない食材です。

また、生湯葉は、そのまま醤油をつけて食べられることもあります。
豆乳が固まってできたという点では豆腐と同じですが、豆腐の場合は凝固剤としてにがりを利用してるのに対し、湯葉は加熱することで大豆のたんぱく質を固めたものです。
干し湯葉や生湯葉などの種類があり、日本の伝統的な食材として親しまれています。
2.湯葉のカロリーと栄養素
生湯葉のカロリーは100gあたり231キロカロリーです。
湯葉には、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれています。
とても栄養価が高く、特にモリブデンや銅、ビオチンやビタミンKが豊富です。
また、大豆製品ですからたんぱく質もたっぷり含まれています。
3.湯葉でダイエット!その効果を解説
低糖質
大豆製品は、総合的にダイエットに向いています。
豆腐や納豆もダイエット中に食べていただける食品のひとつですが、この大豆製品の中でも一番糖質が低いのが湯葉なのです。
湯葉は、大豆のたんぱく質が固まったものです。たんぱく質が凝固する際に、糖質の元となる炭水化物が一緒に凝固することはありません。そのため湯葉は低糖質なのです。
糖質制限でのダイエットをしている方には、豆腐や納豆より湯葉の方がオススメです。
たんぱく質豊富
湯葉はたんぱく質が豊富です。
たんぱく質は、筋肉を作る際に欠かせない栄養素であり、体重・余計な脂肪を落としたいときには、筋肉量を増やすことが大切となります。
筋肉量が増えれば、何もしていない状態で消費されるエネルギーである基礎代謝量が増えることとなりますので、太りにくい身体に作り替えることができるのです。

低カロリー
湯葉は低糖質であるだけでなく、とてもカロリーが低い食材です。
そして食べた後の満足感も大きいので、空腹を我慢するダイエットが苦手という方にもオススメできます。
アレンジしやすく食べやすい
湯葉は味に強い癖がないので調理法しやすく、続けて食べやすいという魅力があります。
和風の出汁やわさびとの相性が良いので、食前に食べる前菜やお通しとしてもよく利用されています。
▼わさびに期待できるダイエット効果については以下の記事もご覧ください。
大豆イソフラボン
湯葉は大豆製品ですから、大豆由来の大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをすることて知られており、イライラの解消などにも役立つと言われています。
湯葉ダイエットのやり方
湯葉ダイエットは、基本的に湯葉を食べるだけでOKです。
オススメなのは、湯葉を食事の前に食べて主食の量を減らすというダイエット方法です。
低糖質の湯葉を先に食べて主食を減らせば、かなりの糖質が制限されることになります。
湯葉は食べ過ぎて太るような食材ではありませんので、湯葉をたくさん食べて主食に置き換えるという方法も効果的です。
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4.おすすめ!美味しい湯葉レシピ
湯葉を日常的に食べているという方は少ないと思いますので、今回は手軽に食べられる湯葉のレシピをご紹介します。
案外とっても簡単に調理できる食材ですので、ぜひダイエット中の食卓に取り入れてみてくださいね。
出汁で食べる湯葉
材料
- 生湯葉 1枚
- 出汁(液体の白だしなどでOK) 大さじ1
- 塩 少々
- ネギ 適量
- わさび 適量
作り方
- 生湯葉を2センチ角に切りそろえる
- 出汁を軽く温め、塩で味をととのえてから冷ます
- 切りそろえた湯葉を器に盛って、②をそっとかけたらネギとわさびを添える
出汁とネギ、わさびの風味が美味しい湯葉です。
出汁味を薄めにしてあるので、食前に湯葉を食べるダイエットにもぴったりのレシピです。
また、生湯葉のアレンジレシピとして、黒蜜ときな粉をかけてデザートにするという方法もあります。どうしても甘いものが食べたいという時にもオススメです。
湯葉を使ったダイエット!豆腐や納豆よりも低糖質!のまとめ
湯葉は低カロリー低糖質でダイエットにぴったりの食材です。大豆のたんぱく質が固まったものですので、他の大豆製品より低糖質なのが魅力ですね。出汁と薬味で食べるのもオススメですが、黒蜜やきなこをかけて和スイーツにするという方法もあります。味に癖がなく食べやすいので、是非、ダイエットに生かしてくださいね。