生揚げは糖質制限・低糖質ダイエットを行っている方におすすめの食材です。揚げてあるためカロリーが気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、良質な大豆たんぱく・イソフラボン・レシチンなどを摂取できる香ばしい生揚げは、食事制限をしている食卓の中で美味しい一品になります。メインのおかずにもなるレシピもご紹介しますので、ぜひお試しください。
1.生揚げって?
生揚げとは、豆腐を厚めに切って、油で揚げたものです。
油あげの場合は中心部に空洞ができるように揚げますが、生揚げの中心部には豆腐がしっかりと残っています。油揚げが豆腐の保管の為に作られているのに対して、生揚げは長期保存がきかず、食感が重視された食べ物だと言えます。
また、使用する豆腐の種類で食感が変わるため、絹ごし豆腐をつかえばもちもちの食感になり、木綿豆腐を使えば豆腐の風味がより味わえるようになります。
豆腐よりも香ばしく、醤油をかけるだけでしっかり美味しいおかずとなるのです。
2.カロリーと栄養素
生揚げのカロリーは、100gあたり150kcalです。
1枚当たり200gとすると、およそ300kcalということになります。
油で揚げてあるので高カロリーではありますが、栄養成分に注目してみてください。
生揚げには、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ナトリウム 、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンが含まれています。

そして、原料は豆腐ということもあり、たんぱく質が豊富で、食物繊維も含まれています。
豆腐・大豆に含まれるダイエットパワーについて詳しくは以下もご覧ください。
3.生揚げはダイエットに向いていた?!
低糖質
1枚あたりのカロリーは300kcal程度だとの事でしたが、これだけ聞くと少しカロリーが高いと感じるかもしれません。
しかし、生揚げは大変低糖質な食品です。
100gあたり、0.9gの糖質量しか含まれていません。
そのため、糖質制限・低糖質ダイエットを行っている方にもおすすめできる食品と言えます。
もちろんお豆腐自体がおすすめの食品なのですが、生揚げにすると更に料理のバリエーションが広がり、飽きずにダイエットを継続させることができるのではないでしょうか。
香ばしい味わいもまたポイントですね。
生揚げは主食の代わりにもなる優秀な食品です。
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タンパク質が豊富
大豆から作られている生揚げは、良質なたんぱく質が大変豊富に含まれています。
たんぱく質は筋肉を作るもととなる大切な栄養素です。筋肉が増えると基礎代謝量が上がり、通常の生活をしているだけでも消費されるカロリーが増える事となり、太りにくい身体となるのです。

ダイエットで更に筋トレを行っている方は、意識してたんぱく質をたくさん摂るようにしてみてください。
筋トレを行って筋肉が増えれば、体重は一時的に増加します。しかし筋肉の1kgは、脂肪1kgよりもずっと体積が小さく、更に身体が引き締まって見えるようになります。
また、大豆のたんぱく質は肥満予防にも効果を発揮します。動物性のたんぱく質に比べて低カロリーで、基礎代謝を上げてくれる効果があるのです。
私たちの身体に吸収されるまでの時間も長いため、満腹感が持続します。
空腹感に耐えかねる、という方にもおすすめです。

イソフラボンとサポニン
大豆にイソフラボンという成分が含まれていることはよくご存じの方も多いかと思います。
このイソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンによく似た働きをしてくれるため、女性にとって摂取して損のない成分です。

別名幸せホルモンとも呼ばれており、ストレスをため込まずダイエットをするためにも、イソフラボンを意識して摂取することがおすすめです。
同じく大豆に含まれるサポニンという成分には、血液中のコレステロールや脂質を流してくれるという効果があります。
コレステロール値が下がり、血行が改善されるため肥満予防にも期待ができます。さらにはダイエットだけでなく、動脈硬化・老けの防止、といった健康にも良い影響を与えてくれるのです。

4.生揚げのおすすめレシピ
生揚げは焼いて食べるだけでも香ばしさと大豆の香りで美味しくいただけます。
ですが今回はメインのおかずにもなる、アレンジ生揚げレシピをご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
材料
- 生揚げ 1枚
- ごま油 小さじ1
- もやし 50g
- 大根おろし 50g
- 麺つゆ 大さじ2
- 水 大さじ 1
- 生姜 小さじ1
- ネギ 適量
作り方
- 分量外の沸騰したお湯に生揚げを入れて2分ほど茹で、水気を切っておく(油抜き)
- フライパンにごま油をしいて、生揚げを焼く
- もやしを加えて炒める
- 麺つゆ、水、生姜を加えてさらに加熱する
- 生揚げを皿に盛り付け、最後に大根おろしとネギをのせれば完成
生揚げ・もやし・大根おろしの身体にも良いヘルシーなレシピです。
主食を減らして生揚げに置き換える場合にもおすすめです。もやしを下にしいてから盛り付けると見栄えも綺麗になりますのでぜひ試してみて下さい。
生揚げは低糖質ダイエットにも◎おすすめレシピでメインのおかずに!のまとめ
生揚げはカロリーはそこまで低くありませんが、低糖質であり大豆たんぱくが豊富なダイエットにぴったりの食材です。女性に嬉しいイソフラボンやレシチン・サポニンなども含まれています。豆腐でダイエットをしており、飽きてしまったなと感じる方にもぜひ一度生揚げを試してみてほしいと思います。豆腐にはない香ばしい香りで飽きずに続けやすい食生活となるかもしれません。