塩抜きダイエットって効果ある?そのメリットとデメリットを徹底検証!


塩抜きダイエットって効果あるのでしょうか?芸能人が短期間で痩せられたと言って話題になっているダイエット法に、塩抜きダイエットといわれる方法があります。塩抜きダイエットとはどのようなダイエット法なのでしょうか。そして、そのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。今回はその辺りを掘り下げてみたいと思います。

スポンサーリンク

塩抜きダイエットってどんなダイエット法なの?

塩抜きダイエットはその名の通り、日常の飲食物から塩を抜くことによって、ダイエット効果を得ることが目的のダイエット法です。

塩にはどのような働きがあるの?

塩抜きダイエットについて説明する前に、塩にはどのような働きがあるのかを知っておくとよいでしょう。それによって、塩抜きダイエットをすることの有効性に対する理解が深まることと思います。

・浸透圧の調整をする

変なたとえで申し訳ないのですが、ナメクジに塩をかけるとしぼんでしまいますよね。塩によって水分が排出されるのがその原因なのですが、それは塩の持つ浸透圧を調節する働きによります。

料理でもこの働きは利用されることが多く、たとえばコールスローサラダを作るときには、細切りにしたキャベツに塩を振りかけて10分ほど放置し、キャベツから出た水分を絞ってからマリネ液と合わせます。

漬物などもそうですよね。白菜の漬物を作るときには、白菜に塩を振って蓋をし、重しをのせることで白菜の水分を排出しつつ、味を調えていきます。

人間の体内の水分バランスも、塩分によって調整されています。体内の塩分濃度は腎臓の働きによって、常に一定になるように保たれています。そのため、塩分を摂りすぎると水分が必要となり、結果としてむくんでしまうこととなるわけです。

・神経伝達

小学生のころに、理科の実験で蒸留水は電気を通さないのに、塩水は電気を通すということを学んだことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

塩は化学的に言うと塩化ナトリウムと呼ばれており、塩素とナトリウムが結合してできています。塩化ナトリウムは水に溶けると、プラスの電荷を帯びたナトリウムイオンと、マイナスの電荷を帯びた塩素イオンとに分かれます。

このプラスとマイナスの両極があることによって、電気が通るということなのです。人体における神経伝達も、電気信号によって送られるといわれています。

そのため、仮に塩分をまったく摂らない状態になると、身体から力が抜けたり、精神障害が起こったり、昏睡状態に落ちいたりすることもあるということです。

・消化液の成分となる

塩は、胃腸や肝臓、膵臓といった臓器から分泌される消化液の成分ともなっています。お酒を飲みすぎて胃液が上がってくるとすっぱい感じがすると思いますが、その酸っぱさは胃液に含まれている塩酸によるものです。

また、飲みすぎて吐いてしまったときなどに、胃の中に吐くものがなくなると苦いものが出てくることがありますが、それは胆汁と呼ばれるものです。そして、胆汁の大半は塩からできているということです。

・栄養素の吸収

塩は消化液の成分ともなっているため、塩が不足すると消化がうまくおこなわれず、栄養素の吸収が妨げられることとなります。そのため、食品から栄養を吸収するためには、塩が欠かせないということなのです。

・pHの調整

PH(ペーハー)とは、私たちの身体が酸性に傾いているかアルカリ性に傾いているかを表す概念とされています。通常、健康な状態の体内は、弱アルカリ性の状態に保たれています。

ところが、人間は呼吸をすることによって酸素を体内に取り込む必要があるので、そのままだと体内のpHが酸性に傾いてしまいます。

塩に含まれている成分であるナトリウムには、血液が酸性に大きく傾くことがないように調節する働きがあるといわれています。それによって、人体が危機的な状態に陥らないようにしてくれているのです。

・食欲の増進効果

人間は食べ物に糖分が含まれていることによって満腹感をかんじ、塩があることによっておいしさを感じるといわれています。塩があることによっていろいろな食品を美味しく食べられることで、バランスのよい食生活を営むことが可能となっているのです。仮に、食べ物から塩味がなくなってしまうと、食欲も低下してしまうこととなります。

白米を口に運んでいる女性

また、司馬遼太郎の「城をとる話」という本の中に、敵に捕まった主人公が牢屋に入れられ、食事から塩が抜かれるという描写があります。実際に、昔は入牢している罪人の食事から塩を抜くことによって、気力を低下させるということがおこなわれていたそうです。

塩抜きダイエットのやり方

塩抜きダイエットのやり方はとても簡単で、週末などの3日間を利用して、食事から塩や醤油、みそなどを抜くというだけのダイエット法です。

実際に、塩分の摂取量を減らすことによって、むくみの解消や便秘の解消効果が期待できるということです。また、塩味のない食べ物はおいしいと感じられないため、結果的に食べる量が減ることで体重減少が実現できるということです。

塩抜きダイエットをおこなう際の注意点

塩抜きダイエットは、3日間塩分の摂取を控えるだけの簡単なダイエット法で、芸能人の中にもこの方法で体重を減らしたという人もいるそうです。ただ、塩抜きダイエットをおこなう際にはいくつかの注意点があります。

・3日間のみおこなう

塩抜きダイエットは、基本的に期間を3日と限定しておこなうダイエット法です。塩も身体にとって必要な栄養素であってみれば、過度に摂取を控えることはかえって健康を害することにもつながりかねません。

現代でこそ塩分の摂取を控えるように口うるさく言われますが、現在よりも塩分をとっていたはずの高齢者にも、元気な人はたくさんいます。塩だけを悪者のように言うことはやはり偏った見方であると言えるでしょう。

・リバウンドに気をつける

塩抜きダイエットは、ハッキリいってむくみが取れる効果しかありません。一時的に体内の水分が抜けて体重が減っているだけなので、根本的に食習慣を改善しないと、すぐに元通りになってしまいます。

「じゃあ塩抜きダイエットは意味がないの?」と思われるかもしれませんが、そんなこともありません。塩を抜くことによって、普段自分がいかに塩を摂りすぎているのかに気づくきっかけになることもあります。

また、塩抜きダイエットが終わったあとには、少量の塩分でも美味しさを感じられるようになっていることでしょう。つまり、塩抜きダイエットとは体重を減らすことが目的というよりは、食習慣の改善の方がより大きな目的となっているのです。

身体によい塩を選ぼう!

現代人の健康にとって問題となっている塩は、いわゆる精製塩と呼ばれている真っ白な塩です。精製塩には本来の塩が持っているミネラルがまったく含まれていません。

古来の塩は、海水を蒸発させることによって作られていたため、海のミネラルであるナトリウムのほかにも、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどが豊富に含まれています。

単純に塩を目の敵にするのではなく、身体にとって必要な塩を選択することも重要でしょう。なぜなら、塩は私たちの身体にとって絶対に必要なものだからです。

体重を減らすための目的なら違う方法で!

塩抜きダイエットって効果ある?そのメリットとデメリットを徹底検証!のまとめ

以上、塩抜きダイエットについて見てきましたが、ハッキリいって体重を減らすだけなら必ずしも塩抜きダイエットである必要はありません。塩抜きダイエットは、食習慣を改善することの方が重要な目的なので、塩辛いものが好きな方はぜひ一度やってみてくださいね。

スポンサーリンク