さつまいもには、ダイエットの手助けをしてくれる栄養素がたっぷり含まれている上に空腹感を紛らわしてくれる食品でもあります。安納芋やシルクスイートなどちょっと高級なものも出回っているさつまいも…甘味があってホクホクしていてとても美味しいですよね。さつまいもは炭水化物ですし、糖質やカロリーがあるのでダイエットには向かないと思われがちですが、実はそんなことはありません。今回はさつまいもをご紹介します。
1.さつまいもは栄養を蓄えた根!
さつまいもは、ヒルガオ科の植物です。私たちが食べている部分は塊根といわれる根っこの一部です。この部分は栄養を蓄えて肥大した部分なので、他の根より太く大きいのが特徴です。
唐芋、甘藷などと呼ばれることもあります。
さつまいもにはいろいろな種類があり、紅はるかやシルクスイート、安納芋などが有名です。種類によって食感や甘みが異なるので、人によって好みが別れます。
さつまいもは、日本ではおやつや副菜としての位置付けですが、さつまいもを主食としてきた国もあります。
2.さつまいものカロリーと栄養素は?
さつまいものカロリーは100gあたり132キロカロリーです。さつまいも一個あたりは約200gですから1個あたりのカロリーは、倍の264キロカロリーになります。
さつまいもには、
ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビオチン、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、
カリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、クロム、モリブデン
などが含まれています。
3.さつまいもがダイエットに向いている理由と注意点
・ヤラピンの効果
さつまいもにはヤラピンという成分が含まれています。ヤラピンは便秘解消効果があります。
生のさつまいもを切った時に包丁につく白い液体…あれがヤラピンです。
ヤラピンは、腸のぜんどう運動を活発にしてくれる上に便を柔らかくしてくれるので便秘解消に効果があります。
また、胃の粘膜を保護する効果もあります。
・ビタミンEの美肌効果
ビタミンEは抗酸化作用が強く、若返りビタミンといわれています。ビタミンEは、ターンオーバーを促し細胞を若い状態で保ってくれます。
また、血液の巡りを良くする効果があるので冷え性にも効果的です。冷えは代謝を下げてしまいますので、ダイエットの大敵です。
夏はクーラーなどで冷えやすい時期でもありますから、ビタミンEはしっかりととっておきたいですよね。
スポンサーリンク
・クロロゲン酸のパワー
さつまいもにはクロロゲン酸という成分が含まれています。クロロゲン酸は、糖質の吸収を抑える働きがあります。
さつまいもには糖質が含まれていますが、糖質の吸収を抑えるクロロゲン酸も含まれているのでダイエットに向いているのです。
・食物繊維たっぷり
さつまいもには食物繊維がたっぷり含まれています。食物繊維は便秘解消にも効果がありますし、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
・カリウムでむくみすっきり
さつまいもにはむくみに効果があるカリウムがたっぷり含まれています。
カリウムは、体内の塩分や水分の量を調節して余分な水分を体外に出してくれます。むくみの原因は身体が水分をため込むことですから、カリウムを取ることでむくみ解消することができます。
・満腹感を得やすい
さつまいもは満腹感を得やすい食品です。そして腹持ちも良いので上手く利用すればストレスフリーのダイエットをする事ができます。
・皮ごと食べること!
さつまいもに含まれるヤラピンは、皮の近くに多く含まれています。
ヤラピンを効果的に摂取するためにも、さつまいもを食べるときは皮を向かずそのまま食べるようにしましょう。
・食べすぎには注意しましょう
さつまいもにはダイエット効果がありますが、カロリーや糖質が高いのも事実です。
食べすぎると太ってしまいますので、食べすぎには注意しましょう。
4.さつまいもの美味しいレシピ
さつまいもは焼き芋にしたりお味噌汁に入れたりと調理の幅が広い食品です。今回はおやつ代わりに簡単に食べられるさつまいものレシピをご紹介します。
さつまいもチップス

材料
さつまいも1個 オリーブオイル 大さじ1 塩 小さじ1
作り方
① さつまいもを1ミリ位の厚さに切って、レンジで1加熱する
② ①にオリーブオイルと塩をまぶす。この時、余分なオリーブオイルをキッチンペーパーで拭き取ります
③ トースターを180度に設定して、6から7分焼きます。余分な油分を拭き取りながら焼いていきましょう
④ 覚ましたら出来上がりです
オイルフリーではありませんが、揚げないさつまいもチップスです。オリーブオイルにもダイエット効果がありますので、大量に使わなければダイエット中でも問題ありません。
バターやマーガリンでも美味しくいただけますが、ダイエットのことを考えるとオリーブオイル亜麻仁油などがオススメです。
▼亜麻仁油のダイエット効果については以下をご覧ください。
▼スイートポテトも手作りで間食に♪
さつまいもはダイエットに向いていた!上手く利用すればストレスフリーなダイエットも!のまとめ
さつまいもは、カロリーや糖質は高めですが糖質の吸収を抑えるクロロゲン酸や血糖値の上昇を穏やかにする食物繊維などが含まれていますので、ダイエットに向いている食品です。食べすぎに注意すれば、空腹感と戦うことなくストレスフリーのダイエットをすることができます。