ピーマンのダイエット効果やすぐれた栄養素、そして美容との関係についてもご紹介していきます。ピーマンは子供の頃は嫌いだった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが不思議と大人になると、ピーマンの香りや苦味がおいしく感じられるようになったという方も多くいらっしゃいます。リーズナブルな価格でいつでも簡単に手に入るピーマン…真ん中が空洞の独特の形も印象に残りますよね。ピーマンの栄養素…はあまり注目がされることはありませんから、ちょっとピンとこないという方もいらっしゃるかと思います。実は、ピーマンはとても栄養豊富な緑黄色野菜だったのです。今回はピーマンにスポットを当てていきます。
1 ピーマンってどんな野菜?
ピーマンは、ナス科に分類される植物です。原産は中南米で、唐辛子属に属しています。つまりピーマンは唐辛子の仲間なのです。
ピーマンの語源といわれているピマンはフランス語で唐辛子という意味ということからみても、ピーマンは辛くない唐辛子なのです。
私たちがよく見る緑色のピーマンは、成熟していない実です。
ピーマンは成熟すると、赤に変色します。カラーピーマンといわれる鮮やかな赤のピーマンは、緑色のピーマンの成熟が進んだものということです。
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2 ピーマンのカロリーと栄養素は?
ピーマンのカロリーは、100gあたり30キロカロリーと低めです。
ピーマンには主に以下の栄養素が含まれています。
- ビタミンC
- フラボノイド
- カリウム
- カロチン
- 食物繊維
特に、ビタミンCの含有量はトマトの約4倍、ビタミンAの含有量はトマトとほぼ同じ…とかなり栄養豊富な緑黄色野菜です。
3 ピーマンのダイエット効果や健康効果!
・カプサイシン
先ほどご紹介したとおり、ピーマンは唐辛子の一種です。つまりピーマンには脂肪燃焼効果があるカプサイシンが含まれています。
ご存知のとおり、ピーマンは辛くありません。カプサイシンの脂肪燃焼効果は魅力的だけど、辛いものは苦手という方でもピーマンなら食べることができます。

・ビタミンE
ピーマンに含まれるビタミンEとカプサイシンには血行を促進する効果があります。
血行がよくなれば、代謝もあがり痩せやすい身体になります。
・ビタミンC
ピーマンのビタミンC含有量はトマトの約4倍です。ビタミンCには、アンチエイジング、紫外線、コラーゲンの生成を助ける、免疫力アップなど嬉しい美容効果があります。
ただ痩せるだけでなく、綺麗に痩せるためにもビタミンCは必須の栄養素です。ビタミンCは水溶性なので、油を使って調理することの多いピーマンのビタミンCは含有量が多いだけでなく摂取しやすいビタミンCといえます。

・カリウム
ピーマンには、むくみに効果的なカリウムも含まれています。カリウムは身体の水分量を調節し余分な水分を身体の外に出してくれます。
むくみはダイエットの大敵です。カリウムを初めとするミネラルはしっかりととっておきたいですよね。

4 ピーマンダイエットの方法とオススメレシピをご紹介します。
・ピーマンダイエットの方法は?
ピーマンをダイエット目的で食べるのであれば、1日あたり3個から4個のピーマンをおかずとして食べるのがオススメです。
もちろん、他の野菜とのバランスを考えて増減しても構いません。油との相性がよいので、出来れば、オリーブオイルやココナッツオイル、亜麻仁油などダイエット効果があるオイルと組み合わせて調理するようにしましょう。
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5 オススメ!ピーマンレシピ
ピーマンの肉巻き

材料
- ピーマン 3個
- 豚ロースの薄切り 5~6枚
- チーズ 1枚
- ごま油 大さじ1
- 酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 醤油 大さじ2 はちみつ 小さじ1
作り方
① ピーマンを細切りにして、豚ロースで巻く
② フライパンにごま油をしいて中火にして①を焼く
③ 酒、みりん、醤油を混ぜて、肉に焦げ目がついたらフライパンへ入れて絡める
④ ある程度水分が飛んだところではちみつを加える
⑤ テリが出てきたら、チーズを乗せて火を止める
巻いて焼くだけの肉巻きピーマンです。豚バラではなくロースを使うのがポイントです。
ピーマンは切る前に水洗いをして、切った後は出来るだけ洗わないようにしましょう。ビタミンCは水溶性ですから、洗うとビタミンCが水に溶けてしまいます。せっかくのビタミンCですから、十分注意しましょう。
醤油とみりんの和風の味付けをご紹介しましたが、ケチャップで洋風の味付けにしていただいても美味しいですよ。
冷めても美味しいので、お弁当にもオススメです。

ピーマンにはダイエット効果が?!美容と栄養素のパワー!のまとめ
ビタミンCやカロチン、カプサイシンなどを含んだピーマンは非常に栄養価の高い緑黄色野菜です。ピーマンの旬は初夏から夏にかけてですが、スーパーではいつでも手に入れることができるのも嬉しいポイントですね。調理の幅もとても広く、生でも加熱しても美味しくいただけますし、中華にも洋食にも使えるので飽きることなく続けることができます。色鮮やかなピーマンで綺麗にダイエットを目指しましょう。