氷えのきはダイエット食品として注目されつつある食品です。そのまま食べても低カロリーで充分ダイエットに向いているえのきを手間をかけて凍らせることで、どのようなダイエット効果が期待できるのか、今回は氷えのきの痩身効果やレシピをご紹介します。
1 氷えのきってなに?栄養素は?
氷えのきとは、えのき茸を炒めてペースト状にして凍らせたものです。
カフェオレを薄くしたような、茶色になります。
この氷えのきは今、ダイエット食品として注目されています。
・えのきの成分に注目!

えのきには、エノキタケリノール酸とエノキキトサンという成分が含まれています。
そして、えのきは食物繊維がとても豊富な食品なのです。その量はキャベツの2倍ともいわれています。
そんなえのきを凍らせて加工するのが氷えのきです。えのきのカロリーは300gで66キロカロリーと超低カロリーですから、氷えのきも当然低カロリーです。
▼えのきのさらに詳しいダイエット効果については以下の記事もご覧ください。
・ダイエット効果は?
えのきには、ほかのきのこ類よりもたくさんの”キノコキトサン”が含まれています。
このキノコキトサンには、油の吸収を抑える効果や脂肪燃焼効果、更に余分な脂肪を排出する効果があります。
また、えのきに豊富に含まれている食物繊維は、腸内環境の改善に効果があります。腸内環境の改善は、便秘や代謝アップともつながるダイエットの要素のひとつです。

2 なぜペースト状にしてから凍らせるの?
300g、66キロカロリーと超低カロリーなえのき…食物繊維もキノコキトサンも含まれていると聞くと「このままでも充分ダイエットに向いているんじゃないか」とい思いますよね。
何故、わざわざ手間をかけて、ペースト状にして加熱してから凍らせるのでしょうか。
それは、えのきを加熱してペースト状にすることで組織が細かく粉砕されるからです。
特に、脂肪の吸収を抑えるキノコキトサンは、加熱した後に冷凍することで細胞壁が破壊され、ようやく外にでてくるのです。
つまりダイエットのためには、そのままえのきを食べてもあまり効果的とは言えないのです。ちゃんと、ペースト状にしてから加熱し、凍らせるという手間をかけることで、えのきのダイエット効果を享受できるということです。
3 氷えのきの作り方
氷えのきの作り方をご紹介します。作り方は簡単ですが、時間が必要なので休みの日にまとめて作っておくことをおすすめします。
材料
- えのき 300g
- 水 400cc
作り方
① えのきの根の部分をとって、3~4センチにカットする。
② えのきと水をミキサーにかけてペースト状にします。しっかりとペースト状になるまでがポイントです。
③ ②のペーストを鍋にいれて、加熱していきます。強火で加熱すると焦げるので弱火でじっくりと加熱してください。様子を見ながら、時々火を調整します。60分ほどしっかりと加熱しましょう。
この時に、焦がさないことが重要です。鍋から目を離さないようにしましょう。
④ ③のあら熱をとってから、製氷皿にいれて冷凍します。
今回のレシピは、300gのえのきを使いました。この分量ですと、市販の製氷皿で10個から12個の氷えのきがつくれます。
氷えのきは、長時間煮詰めながら作ります。ですので、少量のえのきではとても作りにくくなります。ちなみに…半分の量で試してみたところ、見事に焦げて大失敗してしまいました。
コンロや鍋などの環境面の違いはあるかと思えますが、えのき300gが一番少量の単位だと考えていただいていいかと思います。
当然、もっと大量に作ることはできますので、是非、まとめて作って保管してください。
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4 氷えのき…どう食べる?
さて、大量の氷えのきをつくったらあとは食べるだけです。といっても、氷えのきをそのまま食べる強者はあまりいません。
もちろん、そのまま食べても問題はありません。ですが、氷えのきは、お味噌汁や炊き込みごはん等に追加するのがおすすめです。
・氷えのき入り中華スープ

材料
- 氷えのき 2個
- 中華だしの素 小さじ2
- 醤油 小さじ1
- 水 400cc
- 卵 1個
- ネギ 少々
- 水溶き片栗粉 適量
作り方
① 鍋に水と氷えのきを入れて加熱する
② 沸騰したら中華だしの素を加え、再度沸騰したところで醤油を加える
③ 火を弱火にして、水溶き片栗粉を入れて弱火で1分かき混ぜる
④ 溶き卵をゆっくりいれて、火を止めネギを加える
氷えのきを中華スープにいれると、とてもコクが出て美味しくなります。
しっかりとペースト状にしているので、見た目はただの中華スープにしか見えませんが、味はひと味もふた味も違いますよ。
ランチジャーなどにいれておけば、お昼のお弁当のお供にもなります。
氷えのきでダイエット!栄養豊富で低カロリー!のまとめ
氷えのきにすることで、やっとえのきのダイエット効果が得られることがわかりました。わざわざ手間をかけてペースト状にし加熱して凍らせるのにはちゃんと理由があります。休日にまとめてつくっておけば、普段はあまり手間にはなりません。えのきはとてもリーズナブルですので、コスト面でも楽に始めることができます。氷えのきダイエット、始めてみませんか?