グルテンフリーダイエットのウソ!ホント?その真実に迫ります!


グルテンフリーダイエットは、欧米を中心に人気が広まったダイエット法として知られています。ただ、そこには欧米と日本との「ダイエット」というものに対する認識の違いも見受けられるようです。そこで今回は、グルテンフリーダイエットの真実に迫ってみたいと思います。

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グルテンフリーダイエットとは?

グルテンフリーダイエットとは、特定の食品に含まれている成分であるグルテンを摂取しないことによって、ダイエット効果を実現することを目的とした食事(食餌)療法の一種です。

世界的に有名なテニスプレイヤーである、ノバク・ジョコビッチ選手が、グルテンをうまく消化できない体質をグルテンフリーダイエットによって改善し、無類の強さを発揮するようになったこともあって、ダイエット法として注目を浴びています。

日本におけるダイエットに対する認識とは?

突然ですが、「ダイエットってなんですか?」と聞かれたら、みなさんはどのように答えますか?「食事の量を減らすこと」とか「痩せること」、または「運動をすること」などと答えられるのではないでしょうか。実は、ダイエットには「痩せる」という意味はないのです。

上をみて考える女性

・ダイエットは食事をコントロールすること

そもそもダイエットには「規定食」という意味があり、病院などでおこなわれるダイエットは、「美容と健康のために食事の内容や量を規定すること」といった目的でおこなわれます。

つまり、ダイエットとは本来、病気を治したり体質を改善したりといった目的を達成するために、食習慣を改善することを目的としているのです。

ただ、生活習慣病の予防や治療のためにダイエットが必要な人は、大抵太っていることが多いのが実情です。そのため、ダイエットをすると結果として体重が減ることとなります。

ここから、「ダイエット=痩せること」といった誤った認識が生じてしまったわけなのです。極端なことを言うと、拒食症で体調を崩している人がダイエットをおこなうと、体重は増えるわけです。

だから、ダイエットをすることで標準体重や理想体重に近づくと、人によっては痩せることもありますし、人によっては太ることもあるわけなのです。

・運動はダイエット法ではない

ダイエットとは規定食という意味があり、美容と健康のために食べる物の量や内容をコントロールすることを意味します。そういった意味では、運動はダイエット法ではないということになります。

あくまでもダイエットとは食事をコントロールすることであり、運動によって体重が落ちるのは単に基礎代謝を向上させることを意味するだけで、正確にはダイエットとは異なるものとなります。このように、ダイエットには当初の意味と違った認識が流布しているのです。

グルテンフリーダイエットのやり方は?

ダイエットの正しい意味について知ってもらったところで、次に一般的におこなわれているグルテンフリーダイエットとは、どのような方法でおこなわれるのかについて見ていきましょう。

そもそもグルテンとは、大麦や小麦、ライ麦といった穀類の胚乳に含まれている「タンパク質の一種」だということです。欧米でグルテンフリーダイエットが注目されたのは、彼らの食習慣とグルテンが密接にかかわっているためです。

というのも、パンケーキやシリアル、ピザやパスタ、パイやクッキーといった欧米で好んで食べられる食品に、グルテンが多く含まれているからです。

グルテンフリーダイエットは、グルテンを含んでいないものを原材料として作られた食品を摂取することによって、ダイエット効果を実現します。

グルテンフリーダイエットで痩せることは可能なの?

グルテンフリーダイエットが日本でも注目されるようになったのは、やはりグルテンフリーダイエットによって痩せたという人がいるからでしょう。では、実際にグルテンフリーダイエットによって痩せることは可能なのでしょうか。

・グルテンフリーダイエットで痩せるという根拠

グルテンフリーダイエットで痩せられるという根拠は、小麦などの穀類を摂らないことによって、炭水化物の摂取を控えることができるからだというものです。

炭水化物は糖質とも呼ばれていることからも分かるように、糖質を摂取すると脂肪が付きやすくなってしまいます。グルテンフリーダイエットでは、結果的に糖質を制限することになるため、痩せられるというわけです。

・グルテンフリーダイエットでは痩せない!?

グルテンフリーダイエットで痩せられるという根拠が、糖質が制限できるということでしたが、実は、アメリカなどで販売されている「グルテンフリーマーク」のついた食品は、実は糖質の含有量が高いことが分かっています。

そのため、グルテンフリーダイエットで痩せられると思っている人が、かえって糖質を摂りすぎることによって太ってしまうといった、本末顛倒の結果も見られているようです。

グルテンフリーダイエットの本当の目的

グルテンフリーダイエットには、痩せるという効果があまり期待できないということですが、ただグルテンフリーダイエットに意味がないのかというとそんなことはありません。人によってはグルテンフリーダイエットによる効果が期待できることが分かっています。

・グルテン不耐症の人

グルテンフリーダイエットといえば、先に紹介したテニスプレイヤーであるジョコビッチ選手が有名ですが、彼はグルテン不耐症をグルテンフリーダイエットで改善したということです。

ただし、世界トップクラスのテニスプレイヤーと一般人のカロリー消費量は比べ物になりません。一般人がグルテンフリーダイエットをした場合、糖質を摂りすぎてしまうことともなりかねないので注意が必要です。

・セリアック病の人

セリアック病とは自己免疫疾患と呼ばれる病気の一種であり、グルテンによって免疫異常が引き起こされることによっておもに消化器系に異常をきたし、最悪の場合は死に至ることもあるということです。

そのような方は、基本的に一生涯にわたってグルテンの摂取を避けることが必要となります。

・小麦アレルギーの人

現代人の4人に1人が何らかのアレルギーを持っているとされる現代ですが、小麦もアレルゲンの一つとして知られています。そのような人はそもそも小麦の摂取を避ける必要があります。

グルテンフリーダイエットに医学的根拠はない

現在のところ、グルテンフリーダイエットをおこなうことによってダイエット効果が得られるという医学的な根拠や論文などは存在していないということです。

もっと言うなら、安易な考えでブームに乗っかってしまうことによって、かえって健康を損ねる可能性があることを危惧する医師もいるようです。

ダイエットは多くの方が関心を持っているため、ダイエット商品やダイエットビジネスといったものが後を絶ちません。情報がたくさんあることはよいことなのかもしれませんが、本当に効果のあるものを見つけ出すのは大変です。

グルテンフリーダイエットに限ったことではありませんが、簡単に痩せられるなどという甘い言葉に騙されることなく、自分の目で見て、調べた上で実践してみて、自分に合った方法なのかどうかを検証することが重要です。

痩せたいなら運動もしよう!

グルテンフリーダイエットのウソ!ホント?その真実に迫ります!のまとめ

ダイエットを痩せるという意味に解するのであれば、運動は絶対に必要となります。食習慣に気をつけながら、可能な範囲で1日あたりの運動量を増やすことが、なによりも「ダイエット」成功への近道ですよ。

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