肩甲骨ダイエットのウソ!ホント?そのやり方と効果を検証


肩甲骨ダイエットのといわれるダイエット法があります。肩甲骨が浮き出たすべすべの肌は、男性だけではなく女性から見ても美しいものですよね。ただ、インターネットのサイトなどで紹介されている肩甲骨ダイエットは、ちょっと時代遅れのものがたくさんあります。今回は、効果的に肩甲骨ダイエットをするための方法について紹介したいと思います。

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肩甲骨ダイエットってなに?

肩甲骨ダイエットとは、肩甲骨まわりに対してアプローチ・ほぐすことによって、脂肪を燃焼しやすい体をつくりあげるというダイエット法のことです。

ダイエットに興味のある方でしたら、「肩甲骨はがし」とか「褐色脂肪細胞」などといったキーワードをご存知かもしれません。

ただ、身体の仕組みから見た場合、従来の肩甲骨ダイエットだけでは痩せられないこともあります。そのあたりについて、まずは検証してみたいと思います。

肩甲骨ダイエットのウソその1

褐色脂肪細胞の燃焼効果はほとんどない

肩甲骨ダイエットで痩せられる根拠として、肩甲骨周辺には褐色脂肪細胞という細胞が集中しており、それを効果的に燃焼させることで痩せられるということがあげられています。

肩甲骨ダイエットが爆発的に流行ったのも、この褐色脂肪細胞を燃焼させることで簡単に痩せられるというダイエット法が開発されたからです。

褐色脂肪細胞は、筋肉の何十倍もの熱産生をおこなうことから、肩甲骨を動かしたり肩関節を回したりすることで、褐色脂肪細胞を燃焼させて痩せるといわれていたのです。

ところが、褐色脂肪細胞は赤ちゃんの頃にはたくさん存在しているものの、年々減少していくことが分かっています

そして「ダイエットをしなければ!」と考えるようになる年頃には、効果的に痩せられるほどの褐色脂肪細胞は残念ながら残っていないということなのです。

肩甲骨ダイエットのウソその2

ストレッチでは痩せない

ストレッチをする女性

肩甲骨ダイエットをおこなうときに流行ったのが「肩甲骨はがし」と呼ばれるダイエット法です。あたりまえですが実際に肩甲骨を剥がしてしまう訳ではなく、そのようなイメージでおこなうストレッチングのことを言います。

肩甲骨はがしに限ったことではありませんが、ストレッチで痩せることは出来ません。

ストレッチで痩せる根拠としては、血行がよくなることで脂肪燃焼が起こるなどといわれることがあります。

ただ、ストレッチで脂肪燃焼が起こるということは残念ながらありません

脂肪を燃焼させるためには有酸素運動を行うしかないからです。

ウォーキングをしている女性

肩甲骨ダイエットのウソその3

セルライトは存在しない

肩甲骨ダイエットに関する記事を見ていると、肩甲骨ダイエットをすることによってリンパの流れがよくなり、セルライトを取り除くことも可能とされていたりします。

リンパの流れがよくなる理由もわかりませんが、それによってセルライトが取り除かれるという事実もわかりません。

そもそも医学的にはセルライトなんてものは存在していないのです。セルライトとはヨーロッパのエステ業界によって作られた造語であり、その正体はただの皮下脂肪です

なぜストレッチを行うことで、皮下脂肪がリンパに流れるといったことになるのでしょうか。

恐らく一般的に、「リンパ」「セルライト」「褐色脂肪細胞」「代謝」などといった単語は大変聞き馴染みがありますが、医学的に説明できる方が少ないからかもしれません。

もし本格的にダイエットを始めようとしている場合は、そのような記事をさらに自分で読み解ける知識を身に着けたいですね。

肩甲骨ダイエットの本当の効果とは?

肩甲骨はがしなど、ストレッチングによる肩甲骨ダイエットには、残念ながら「痩せる」という効果はありません。

そもそも、ダイエットという言葉自体が規定食を意味しており、そこに「痩せる」という意味は含まれていません。また、規定食とは健康と美容のために、食習慣を見直すことを意味しています

そういった意味でも、肩甲骨「ダイエット」はおかしな用語だということになります。

しかし、痩せる効果がないからと言って、肩甲骨ダイエットには意味がないということではありません。肩甲骨ダイエットには、以下のような効果が期待できるのです。

肩甲骨ダイエットの効果①

美容効果

ダイエットが美容のためにおこなわれるという観点からすると、肩甲骨ダイエットには美容効果が得られるというメリットがあります。

肩甲骨はがしなどのストレッチをおこなうと、肩甲骨周囲の血行がよくなることは間違いありません。血液は全身に酸素と栄養を運んでいるため、血行がよくなった場所は栄養状態が改善する訳です。

肩甲骨周りの栄養状態が改善すれば、新陳代謝が促進され、お肌のターンオーバーが活発になることが期待できます

それによって背中の吹き出物が改善できたり、美肌効果が得られたりといった可能性が高まります

肩甲骨ダイエットの効果②

姿勢改善効果

肩甲骨や肩関節は可動域のとても広い関節であるため、さまざまな筋肉が付着しています。中でも、大円筋や小円筋という肩甲骨の外側と二の腕を結んでいる筋肉が、姿勢の良し悪しにとって重要な筋肉となっています

特に、デスクワークなど長時間の座り仕事をしているような人の場合、この大円筋と小円筋に強い緊張が見られるようになります。

大円筋と小円筋が緊張する(凝ってしまう)と、その牽引力によって、肩甲骨が前下方へとスライドしてしまいます。これが猫背になる原因の一つなのです。

肩甲骨はがしなどのストレッチをおこなうことによって、大円筋と小円筋の緊張がほぐれると、肩甲骨の位置が元に戻るため、姿勢改善効果が得られることとなります。

肩甲骨ダイエットの効果③

肩こりの改善効果

肩甲骨や肩関節を大きく動かすことによって肩甲骨周りや肩周りの血行がよくなれば、筋肉の緊張が緩和して、肩こりの改善につながります

特に、先程も出てきた大円筋や小円筋の緊張状態が長く続くと、将来の四十肩や五十肩のリスクが上昇します

日頃から肩甲骨周りのストレッチをおこなうことで、そのようなリスクを下げることが可能となります。

肩甲骨ダイエットで痩せたい人は懸垂をしよう!

肩甲骨ダイエットで痩せたい人におすすめのエクササイズが懸垂です。

懸垂というと体力測定でやったくらいという人もいらっしゃると思いますが、上半身痩せには懸垂がとても効果的といわれています。

懸垂というと腕の力だけを使うようなイメージがあるかもしれませんが、実際には腕だけでなく、肩や背筋、腹筋といった上半身の筋肉に、効果的に刺激を与えることが可能となっています。

美しい背中を手に入れるのにも効果的ですし、懸垂を続けているとウェスト周りのくびれも出てきます

また、懸垂ができないという方は、バーにぶら下がっているだけでも構いません

バーにぶら下がっているだけでも肩甲骨周囲の筋肉が気持ちよく伸ばされるので、肩コリの解消や姿勢改善にとっても有効です。

また、懸垂運動やぶら下がり運動は自重のみによっておこなわれるため、怪我をするようなリスクも高くありません。公園で高鉄棒などを見かけたらぜひぶら下がってみましょう。

懸垂!筋トレ初心者さんは、まず1回から!

肩甲骨ダイエットのウソ!ホント?そのやり方と効果を検証のまとめ

肩甲骨ダイエットについて調べると、実にたくさんの記事が出てくることと思います。ただ、残念なことにその大半に痩せる効果はありません。ストレッチングで痩せられるというイメージはいったん捨てて、美容・姿勢・肩こり改善のイメージを持って取り組んでみましょう。それによって背中痩せを実現できる可能性が高まります。

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