バランスボールダイエットに改めて注目し、健康的で綺麗に痩せるためのポイントを紹介します。バランスボールは一時期とても流行りましたよね。その時に買ったは良いものの、部屋の片隅に転がったままだったり、埃をかぶってしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。宝の持ち腐れになっているかもしれません。最近また脚光を浴び始めたバランスボールのダイエット効果を早速見ていきましょう。
バランスボールダイエットってなに?
バランスボールダイエットはその名の通り、バランスボールを上手に利用することによってダイエット効果を得ることを目的としたダイエット法のことを言います。

バランスボールとは?
バランスボールはもともと、スポーツ選手がエクササイズやリハビリに用いていましたが、そのダイエット効果に着目して日本でも21世紀に入ってから注目されるようになりました。
・概要
バランスボールは、一般的に塩化ビニル樹脂を用いて製造されることが多く、人が体重をかけても割れない程度の強度と弾力を兼ね備えています。
バランスボールはその名の通り球状であるため、地面への接地面が少なく、上に乗ることでバランス感覚を向上させることが可能となっています。
また、バランスボールを用いてさまざまな筋力トレーニングをしたり、エクササイズをおこなったり、ストレッチングをおこなったりといったことも可能です。
・歴史
バランスボールの歴史は意外と古くて、始めにバランスボールが作られたのは今をさかのぼること半世紀以上も前、イタリアのプラスチック製造会社によって開発されたということです。
日本でも1980年代にはバランスボールが入ってきていましたが、注目を集めるきっかけとなったのが、当時のサッカー日本代表、中田英寿選手がトレーニングにバランスボールを使用していたことからでした。
2001年に中田選手がバランスボールを用いたトレーニングをしている様子をテレビで放映したところ、バランスボールが爆発的に売れるようになったそうなのです。

・バランスボールのいろいろな呼び名
バランスボールにはさまざまな呼び名があることも知られています。バランスボールは当初、スイスでリハビリ目的に用いられていたことから、スイスボールと呼ばれていました。
その後、使用目的からエクササイズとかフィットネスボール、ヨガボールなどという呼び名もつけられています。その他に、Gボールなどといった呼び名もあるそうです。
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バランスボールダイエットのメリット
ダイエット法にはいろいろありますが、バランスボールダイエットを選択することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
・気軽にできる
バランスボールの最大の特徴は、単にバランスボールに腰掛けるだけでも簡単にエクササイズ効果が得られるという点です。これがその他のダイエット法と大きく異なります。
つまり、特に身体を鍛えようと気合を入れなくても、不安定なバランスボールの上に座って、テレビを見たり本を読んだりしているだけで、エクササイズになるというメリットがあるのです。
・怪我のリスクが少ない
バランスボールを用いておこなうエクササイズは、自重でおこなうものが多いため、怪我をするリスクが少ないというメリットもあります。もちろん、バランスボールの上に立つなど、危ない用い方をすれば怪我をしてしまう可能性もあります。
バランスボールのマニュアルに書かれているような、通常の使用法を守っている限り、そうそう怪我をしてしまうようなことはありません。
・誰にでもできる
バランスボールにはいろいろなサイズがあり、身長によって目安となる大きさが定められています。そのため、どんな人でもバランスボールダイエットに取り組むことが可能です。
身長別バランスボールの選び方
- 身長が150cmに満たない人は直径45cmのバランスボール
- 身長が150cmから170cmの人は直径55cmのバランスボール
- 身長が170cmから185cmの人は直径65cmのバランスボール
- それ以上の身長の人は直径75cmのバランスボール
ちなみに、子供がエクササイズや遊びに使えるバランスボールもあって、身長が100cm以下の幼児には直径35cmのバランスボールが、身長が100cmから150cm未満の子供には直径45cmのバランスボールもあるということです。
バランスボールダイエットのデメリット
バランスボールは誰にでも手軽にできて楽しいダイエット法ですが、一方でデメリットもあります。では、どのようなデメリットがあげられているのでしょうか。
・邪魔
バランスボールダイエットをおこなう際に、最大のデメリットが置き場に困るということです。部屋のレイアウトによっては、バランスボールがあること自体、違和感を生じてしまう可能性もあります。
実際にバランスボールを目の前において見ると分かるのですが、結構な大きさがあることを認識できると思います。エクササイズをしているときはいいのですが、それ以外の時には邪魔になるという問題点があります。
・痩せる効果はそれほど期待できない
バランスボールにはさまざまな効果が期待できますが、こと痩せるということにフォーカスした場合、それほどのダイエット効果は期待できません。
バランスボールが急に人気になって、同じくらい急速に廃れた理由の一つがそれで、「思ったほど痩せられなかった」ということから飽きられてしまったという経緯があります。
ただ、バランスボールダイエットの目的は後ほど詳しく紹介しますが、ハッキリ言って痩せることではありません。その他の健康や美容効果に着目してバランスボールダイエットをおこなうべきでしょう。
バランスボールダイエットの効果
バランスボールダイエットには、健康や美容に資するさまざまな効果があることが分かっています。それでは、どのような効果が期待できるのか見ていきましょう。
・姿勢改善効果
不安定なバランスボールの上に乗ると、バランス感覚が要求されます。そのため、身体のコアとなる筋肉をしっかりと使うことができ、姿勢を改善することが可能となります。
特に、デスクワークなどで骨盤が後ろに傾いて猫背になってしまっているような人は、バランスボールの上に座ることによって、骨盤の矯正をおこなうことも可能です。
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・筋トレ効果
バランスボールの上に漫然と座っているだけでも普段使っていない筋肉を刺激できますが、バランスボールを用いて腹筋をしたり背筋をしたりすることで、筋トレ効果も得られます。

・脳の機能を改善できる
バランスボールは1960年代にはスイスでリハビリ用に使われていましたが、1970年代に入るとアメリカで小児麻痺の子供のリハビリ用に使われることとなります。
バランスボールを用いてエクササイズをおこなうことによって、バランス感覚を司る小脳への血流が改善されることが医学的に分かったからです。
もちろん健常者にもこういった作用が起こるので、仕事や勉強の集中力がアップするとされています。実際に、ある企業では職場の椅子をバランスボールに変えているところもあるほどです。
バランスボールダイエットに再注目!健康的に美しく痩せるためのコツ!のまとめ
バランスボールは、単に上に座っているだけでも身体のコアとなる筋肉を刺激できますし、また、脳の血流を改善することで集中力のアップにもつながります。もちろん、フィットネスや筋力トレーニングに用いることも可能です。使い方はアイデア次第で無限に広がりますので、あなたに合ったダイエット法を探すのも楽しいと思います。