ドローイングダイエットの効果と正しい情報を解説!


ドローイングダイエットは有名な俳優さん発信で有名となったダイエット法です。ですがこれに関する様々な記事を読んでいても、書かれていることは多種に及びます。一体どれを信じたら良いのか悩んでしまう人のために、今回はドローイングダイエットについて解説していきます。

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ドローイング「ダイエット」ってなに?

ドローイングダイエットとは、腹式呼吸をすることによっておなかの筋肉に刺激を与え、お腹周りをすっきりさせることを目的としたダイエット法のことをいいます。

そもそもダイエットとは規定食のことを意味しており、「ドローイング」「ダイエット」という組み合わせ自体が既に正しい使い方ではないように見えますが、ドローイングダイエットに限ったことではありません。

現在ではダイエット=痩せるという意味で用いられることがありますので、ドローイングダイエットで痩せられるのかについても考えてみたいと思います。

ドローイングダイエットのやり方

それでは早速ですが、ドローイングダイエットのやり方について見ていきたいと思います。どのようなやり方で、どこに効かせることを目的としているのか見ていきましょう。

・座った状態でおこなう方法

①鼻から大きく息を吸って、お腹を膨らませます。

②十分に空気を吸い込んだら、2~3秒ストップします。

③口からゆっくりと息を吐き出して、お腹をへこませます。

※ストローを加えているようなイメージで、細く長く息を吐きだすのがポイント!

・寝た状態でおこなう場合

男性の場合は座った状態(または立った状態)でもドローイングダイエットをおこなうことが可能なのですが、腹式呼吸が苦手な女性の場合、感覚がつかめるまでは寝た状態で行うのがおすすめです。

息の吸い方・吐き出し方は、座ったor立った状態で行うのと同じですが、以下の2つのポイントがあります。

  • 仰向けに寝た状態で膝を立て、おへその上あたりに辞書などの厚めの本を載せる
  • 呼吸と同時に、お腹に乗せた本が上下するように意識して行う

ドローイングダイエットの効果

それでは次に、ドローイングダイエットをすることによって、どのような効果が得られる(といわれている)のかについて見ていきたいと思います。

・筋力アップ

大きく呼吸をしながらお腹を膨らませたりへこませたりすることによって、腹筋を刺激することで筋力アップをすることができるといわれています

筋力がアップすれば基礎代謝量が向上するので、痩せやすい体質になることが期待できるといわれています。

・見た目痩せの効果

ドローイングダイエットをおこなうと、不良姿勢によって位置が下がってしまった内臓が元の位置に戻り、ぽっこりおなかを改善する効果が得られるとされています

・コアユニットが鍛えられる

コアユニットとは、身体の軸を支えるために重要とされる身体のパーツ(横隔膜や多裂筋、骨盤底筋群、腹横筋の4つ)のことを言い、それらが鍛えられると言われています

最近になってからトレーニング業界などで用いられるようになった言葉で、大筋ではインナーマッスルや体幹と似たようなものと思って間違いないでしょう。

ドローイングダイエットについての間違い

ドローイングダイエットについての記事を読んでいると、ドローイングダイエットをして痩せられるという記事もあれば、筋肉を鍛える効果はないといったものから様々です。

また、コアユニット(後で詳しく述べます)を鍛えられるという説もあれば、コアユニットは鍛えられないという説もあります。いったい何が正しいのでしょうか。それを知るためにも、ドローイングダイエットのそもそもの問題点について見ていきましょう。

・内臓は下がらない

ドローイングダイエットで痩せられる根拠としては、腹筋を鍛えることによって腹圧が上がり、骨盤内にさがっていた内臓が元の位置に戻るということがあげられています。

これに関しては、医学的な根拠が全くありません。内臓はお腹の中でプカプカと浮かんでいる訳ではなく、それこそ腹膜にくっついています。解剖図を見ると分かりますが、腹膜の中にはびっしりと臓器が詰まっているので、それが下にさがるようなことはあり得ないのです。

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・筋力アップは起こりにくい

ドローイングダイエットは筋力アップにつながると説明されていますが、それが基礎代謝向上にまでつながるレベルかというと疑問です

筋肉をつける専門家であるボディビルダーであっても、1年間でつけられる筋肉の量はせいぜい2kgから3kgであるといわれています。ましてや一般人が深呼吸をしたくらいで、どれくらいの筋肉が付けられるというのでしょうか。

・コアユニットの働きも不明

コアユニットとはトレーニング業界などで最近になってよく用いられるようになった言葉で、先述したように腹横筋と多裂筋、骨盤底筋群と横隔膜を指します。

この4つが連動して動くことによって身体のバランスを支えてくれるというのがコアユニット理論です。おなかの部分には肋骨がないので、コアユニットによって体幹を支えなければなりません。

ただ、多裂筋というのは力こぶやふくらはぎのように強い働きを持った筋肉ではなく、腹直筋や腹横筋の方が身体を支えるときに重要だと考えられます

また、インナーマッスルとして腹横筋を紹介していることもありますが、腹横筋はどちらかというとアウターマッスルです。もっというなら、肋骨と骨盤を結んでいる腰方形筋が取り上げられていないのも疑問です

体幹やインナーマッスルに関しては、以前からアウターマッスルを鍛えることで十分インナーマッスルも鍛えられるという批判が存在していました。それに対応するためにコアユニット理論が生み出されたのだともいえそうです。

ドローイングダイエットはただの深呼吸です

結局のところドローイングダイエットにどのような効果があるのかというと、言ってしまえば深呼吸のようなものです。そのため、交感神経の緊張を緩めて、リラックス状態になることができるといえます。

ドローイングダイエットで痩せたという人は、ドローイングダイエットだけをして痩せたわけではありません。せっかくドローイングダイエットをやっているのだから、食事も制限して運動もして、と考え方が変わっていっている可能性が高いです。

ダイエットのきっかけとしてドローイングダイエットをおこなうのは結構なことだと思いますが、ただ痩せたいだけであれば食事制限をした方がはるかに効率的であるということが言えます

ダイエットとしてのドローイングダイエット理論もよく分かりませんし、それを批判するコアユニット理論についても合理性が欠けていると言わざるを得ないようです。

ゆっくり深呼吸をすることで自立神経が整えられるので、ダイエット中のイライラ緩和などに取り入れるのもおすすめです。過度な期待は禁物となりますが、以下の深呼吸ダイエットも参考にしてみてくださいね。

深呼吸ダイエットで痩せることは可能?ダイエットのカギは自律神経にあり!

ドローイングダイエットの効果と正しい情報を解説!のまとめ

ドローイングダイエットについては、いささか効果について疑問があるようでした。結局のところ、ダイエットをするには食生活を見直すこと、そして筋力アップをはかることが欠かせないようです。ドローイングダイエットに意味がないのかと言えばそうではないのですが、食事制限の方がはるかに重要になってくるでしょう。

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