ダイエットの目標設定が妥当かどうかで、ダイエットの成功は9割方決定するといっても過言ではありません。また、その目標設定も柔軟に変更していく必要があります。ダイエットに成功している人たちは、どのように目標設定を行っているのでしょうか。今回はダイエットを成功させるためのコツについてご紹介します。
ダイエットの目標設定方法その1
なぜ痩せたいのかを明確にする
ダイエットをするときにまず考えることというと、一般的には「○kg痩せたい」という、一見明確のようで、実は漠然とした目標だと思います。
「それが標準体重だから」「理想体重が○kgだから」というのは、目標とは言いません。単なる指標です。そのため、なぜその体重になりたいのかを明確にすることがダイエットを成功させる大前提となります。
ダイエットに失敗してしまう原因の一つが、なぜその体重になりたいのかが明確でないからです。そのためモチベーションを維持できずに失敗しがちなのです。
なぜ痩せたいのかは人それぞれだと思います。夏までにお腹を引っ込ませたいとか、ワンサイズ下の服が着られるようになりたいとか、気になる異性を振り向かせたいとかなんでもいいと思います。

そして、なぜ痩せたいのかが明確になったら、それをイメージ化しましょう。目につくところに海の写真を貼ったり、可愛い服の写真を手帳に貼ったりして、モチベーションを刺激してあげるとよいでしょう。
▼ダイエットの目標設定に関しては以下の記事も参考にしてください。
ダイエットの目標設定方法その2
いつまでに痩せるのかを決める
ダイエットを成功させるためには、いつまでに○kg痩せるという大目標を設定することも重要です。ただ単に「○kg痩せたい」と思っているだけでは、なかなかダイエットを成功させることができません。
1年計画で痩せるのか、それとも3ヶ月で痩せたいのかを決定することによって、ダイエットの方法も決まってきます。

それに、大多数の人にとってダイエットとはそれほど楽しい行為ではありませんよね。だから、ダイエットに失敗する人が後を絶たないのです。
ところが、ダイエットをする期限を設定しておけば「あと○日の辛抱だから」という動機づけにもつながります。まずは、いつまでに何キロ痩せたいのかを決定しましょう。
ダイエットの目標設定方法その3
無理のない数値目標にする
ダイエットの目標設定をする際には、いつまでに何キロ痩せたいのかを明確にすることが、最優先事項だということでした。
ただ、現実的ではない目標を設定しても、ダイエットの成功はおぼつかないでしょう。1ケ月間で10kg痩せるなんて無理な目標は立てないようにしましょう。
それは運動経験のない人が、いきなりフルマラソンを走れるようになりたいと願うようなものです。物事には段階というものがあるわけで、高い目標設定をするのは構いませんが、それがモチベーションを失わせることともなりかねません。
かつて、灘高校の伝説の教師であった橋本武先生はこう言いました。「すぐ役立つことは、すぐに役立たなくなります」と。
現代はインターネット社会になっていて、調べれば何でも簡単に情報を手に入れることが可能となっています。
ダイエットに関しても同様で、「1週間で5kg痩せられる!」とか「○○をする(食べる)だけで痩せられる!」などといった記事がたくさん見かけられることと思います。
ただ、短期間で大幅に体重を落とした場合、必ずと言っていいほどリバウンドの危険性にさらされます。一見役に立つような情報のせいで、かえって太ってしまうリスクが高くなるのです。
リバウンドをしないためには、1ヶ月につき1kg程度の減量にするのが妥当です。それ以上のペースで痩せたいのであれば、食事制限に加えて筋トレなどをする必要があります。
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ダイエットの目標設定方法その4
柔軟に計画を変更する
例えば、半年で6kg痩せたいという目標を立てたとします。ただ、実際にダイエットを始めてみると、1ヶ月で2kg減ったり、反対に500gしか減らなかったりすることがあると思います。
そのため、半年で6kgという大目標を立てたら、次に小目標も設定するようにしましょう。半年で6kgなら、単純に割り算をして1ヶ月に1kgの減量が目安となりますよね。
ところが、1ヶ月で500gしか減らなかった場合、後の5ヶ月で5.5kg痩せる必要が出てきます。ただ、1ヶ月で500gしか減らなかったから、2ヶ月目に1.5kg減らすという変更法は、ダイエットに失敗することにつながりかねません。

そこで、残りの5ヶ月の間、1ヶ月後ごとに1.1kgずつ減らすというように小目標を変更するとよいでしょう。あくまでも無理のないダイエット計画を立てることが重要となります。
反対に、1ヶ月で2kg減った場合、後の5ヶ月で4kgの減量で済むこととなります。ただ、ここで安心してしまうのは、それはそれで危険です。
なぜならダイエットには停滞期がつきものだからです。2kg減ったからと安心していると、次の1ヶ月で体重が全く減らないというようなことがよくあります。
ですが、そこで慌ててダイエット計画を変更する必要はありません。ダイエットの停滞期は通常の場合、2週間から1ヶ月で過ぎるとされています。しばらくは食習慣の変更などをすることなく、様子を見るようにしましょう。
ダイエットの目標設定方法その5
痩せた姿をイメージする
ダイエットを成功させるためには、いつまでに何キロ痩せたいのかを明確にすることが重要だということでしたが、数値というのはなかなかイメージ化しにくいものです。
そのため、自分の身長と同じくらいのモデルさんや女優さんの写真などを用意して、「こんなスタイルになりたい!」というイメージをビジュアル的に確認できるようにしましょう。
また、ダイエット中の自分の姿を写真に記録するのもモチベーションの維持につながります。今月はウェストがこれくらい絞れたなと写真で確認できれば、翌月以降のモチベーションにつなげることが可能となります。
ただし、ダイエット中の自分の写真を撮るのは、もろ刃の剣でもあります。ダイエットがうまくいっていないときに写真を撮ってしまうと、「なにも変わっていない」とテンションが下がることともなりかねません。
明らかに体重が減ったタイミングで写真を撮って、どこに変化が見られたのかを確認し、ダイエットがうまくいっているという自信を持つようにしましょう。
ダイエットの目標設定方法その6
計器をうまく利用する
計器なんて言うと大げさですが、例えば体重計やカロリー計算のできる腕時計などが計器に当たります。最近はスマホのアプリでもいろいろ使えるものが出ていますよね。
例えばダイエットをするときに運動をしたとしても、運動効果はなかなか目に見えないので、それがダイエットにとって効果的なのかどうかが判断しづらいものです。

ところが、消費カロリーが計算できる腕時計などをしていると、運動によってどれくらいのカロリーが消費できたのかが明確になります。
通帳にお金が溜まっていくのを見るのが楽しいという人がいるように、運動によってカロリーが消費されていくのを見ることは、ダイエットのモチベーションにつながります。上手に計器を利用するとよいでしょう。
▼モチベーションを維持するのにおすすめの方法については以下をご覧ください。
ダイエットの目標設定で成功率とモチベーションを上げる!のまとめ
ダイエットの目標設定方法について紹介してきました。なにごとにも準備が必要なものですが、ダイエットに関しても例外ではありません。無理なく、上手に目標設定ができれば、ダイエットの成功は見えてきます。可能である目標設定を計画的に立て、ダイエットの成功を目指しましょう!