スープダイエットは、短期間で更に効果を出したいという方のために考案された脂肪燃焼系のスープダイエットです。1週間という短期間で痩せられるのもいざというときの切り札として嬉しいですよね。今回はこのスープダイエットのメリットや効果、そして注意点についても解説していきます。
スープダイエットってなに?
スープダイエットとは、栄養価の高い野菜スープを食べることによって、痩せやすい体質になることを目的としたダイエット法です。スープダイエットのやり方にはいくつかの種類があります。

スープダイエットのやり方
それでは早速ですが、スープダイエットのやり方について見ていきたいと思います。いくつかのやり方があるので、あなたに合った方法でダイエットにチャレンジしてみてくださいね。
・置き換えダイエット
スープダイエットのやり方としてもっとも簡単なのは、カロリーの低い野菜スープを、通常の食事と置き換えるという方法です。
たとえば、1日の内でもっともカロリーが高くなる傾向にある晩ご飯をカロリーの低い野菜スープに置き換えることで、摂取カロリーを抑えて痩せることが可能になるという訳です。

・日常の食事にプラスする
スープダイエットのやり方として、普段の食事に栄養価の高い野菜スープをプラスするという方法もあります。どちらかというと、本来のダイエットの意味に則ったダイエット法と言えます。
というのも、現代人の食事には絶対的にビタミンとミネラルが不足しているとされており、人によってはそのことを「現代型の栄養失調」と呼ぶこともあります。
ダイエットとはそもそも、健康的で美しい身体を手に入れるために食習慣を見直すことを言うので、ビタミンやミネラル不足は深刻な問題となるのです。
戦時中や戦後のものがなかった時代とは異なり、現在では望めば大抵のものが手に入ります。食事にしても同様で、そのためどうしても栄養バランスが偏りがちになってしまいます。

そのため厚生労働省では、私たちが1日に摂取すべき野菜の目安量を350gと設定してくれている訳です。ですが生の野菜を350g食べるのはとても困難です。
そんな時に野菜スープが力を発揮してくれます。スープになると野菜は柔らかくなり、しかも嵩が減ります。それによってたくさんの野菜を無理なく摂取できるようになるのです。
・食事の前に野菜スープを飲む
スープダイエットのやり方としては、食事の前に野菜スープを飲むという方法もあります。野菜スープを食事前に飲むことで、血糖値の上昇を緩やかにすることが可能だからです。
私たちが食事の中で糖分を摂取すると、すい臓からインスリンという物質が分泌されます。インスリンには、糖分を分解して身体や脳が働くときのエネルギーに変えてくれるという働きがあります。
そこまではいいのですが、摂取する糖分の量が多かったり、血糖値が急激に上昇したりすると、インスリンによる糖分の分解が追い付かなくなってしまいます。
インスリンによって分解しきれなかった糖分は、予備のエネルギー=脂肪として細胞内に取り込まれ、これが最近の研究によって分かってきた、私たちが太ってしまうメカニズムなのです。

そこで、野菜スープを食事前に飲むことで血糖値の上昇を緩やかにし、結果として太りにくくすることが可能となります。
また食事前に野菜スープを飲むことにはもう一つのメリットがあります。野菜スープを飲むことによって満腹中枢を刺激することが可能となるのです。
特に、食事をする30分ほど前に野菜スープを飲んでおくと満腹感を感じやすくなるので、食事全体の量を抑えることが可能となります。
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スープダイエットを1週間でする方法
スープダイエットのやり方には以上のような方法がありますが、短期間で効果を出したいという人には、「1週間スープダイエット」がおすすめです。

・1週間スープダイエットとは?
1週間スープダイエットとは、プチ断食や断食療法、マスタークレンズダイエットなどのダイエット法と同じく、痩せやすい体質になることを目的としたダイエット法です。もちろん、1週間スープダイエットによって体重の減少効果も期待できます。
・1週間スープダイエットのやり方
1週間スープダイエットは7日間かけておこなうダイエット法ですが、毎日野菜スープだけを飲んで過ごすという訳ではありません。野菜スープは毎日飲むのですが、その他の食べ物が変わっていきます。
1日目
- 野菜スープ
- バナナ以外の果物
2日目
- 野菜スープ
- 野菜
3日目
- 野菜スープ
- 果物
- 野菜
段階を踏んで食事量を減らしていくことによって、身体が危機的状況だと認識しないように配慮しています。またこの間、野菜スープはいくら飲んでも構いません。
この3日目が終了した段階で、体内のエネルギーが減少しているため、脂肪燃焼が起こりやすくなります。
また内臓を休ませたことによって、内臓機能も回復しているはずです。
4日目(ここから回復期)
- 野菜スープ
- バナナ(エネルギーになりやすく、脂肪になりにくい)
- スキムミルク(500g)
5日目
- 野菜スープ
- トマト
- 牛肉の赤身(脂肪燃焼効果が高い)
6日目
- 野菜スープ
- トマト
- 牛肉の赤身(脂肪燃焼効果が高い)
7日目
- 野菜スープ
- 野菜
- 玄米
これで体内のクリーニングは終了です。
人によってはこの1週間で5kgか、それ以上の減量効果も得られていることと思います。
▼1週間かけてダイエットを行う方法については、他にも「リセットダイエット」などがあります。
1週間スープダイエットをする際の注意点
1週間スープダイエットは、スープダイエットの中でも、もっとも短期間に減量効果の得られるダイエット法として知られています。ただ、おこなうにあたってはいくつかの注意点があります。
・体調がよいときにおこなう

1週間スープダイエットをおこなっている際には、極端に糖質を制限することになります。糖質は私たちの身体や脳にとってエネルギー源となるものです。
そのため、体調の悪いときに1週間スープダイエットをおこなってしまうと、気分が悪くなったり頭痛が出たりふらついたりと、さまざまな弊害が起こる可能性があります。
・はげしい運動は控える
1週間スープダイエットをおこなっている間は、体内のエネルギーがすっからかんになってしまいます。そのときにはげしい運動などをおこなうと、体調不良を招いてしまう可能性があります。
・1ヶ月に1回程度にとどめる

1週間スープダイエットは体重を減らすという目的であればとても効果的なダイエット法です。ただ、体重が減ることを喜ぶあまり、繰り返し行うことはやめましょう。
なぜなら、食事制限のみによるダイエットをおこなった場合、体脂肪と同時に筋肉量も減少してしまうからです。
筋肉量は代謝とも大きく関係しているため、1週間スープダイエットを繰り返してしまうと、結果的に基礎代謝量が減少して、かえって太りやすい体質になってしまいます。
普段は適度に身体を動かしたり筋トレをしたりするように努め、ここぞというときに1週間スープダイエットをおこなうとよいでしょう。
スープダイエットで痩せよう!1週間の短期ダイエット法をご紹介!のまとめ
スープダイエットには、置き換えや食前に摂る方法、食事に取り入れたりと様々な方法があります。健康と美容のことを考えると、やはり普段の食事の栄養バランスを考えた上で、野菜スープをプラスするのが一番良い方法ではあると思いますが、ここぞというときには1週間スープダイエットを実践してみるのも良いかもしれません。長い目で見て、ご自身の健康を第一に考えたダイエット法に取り組んでみてください。