小分けダイエットには痩せる効果があるのか!?


小分けダイエットという、食事量を減らすダイエット法をご存知でしょうか。90年代から存在しているダイエット法ですが、最近また女優さんが話題とし人気が出ているようです。今回は小分けダイエットのやり方と、本当に効果があるのかを検証していきます。

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小分けダイエットってどんなダイエット法?

小分けダイエットとは、食事の量を減らして食事の回数を増やすというダイエット法です。

通常は1日に2回から3回程度の食事をすることが多いと思うのですが、小分けダイエットの場合は1日に5回から6回の食事をすることとなります

小分けダイエットで痩せられる根拠その1

血糖値が安定する

小分けダイエットで痩せられるという根拠としては、食事の回数を増やすことによって血糖値が安定し、それによって脂肪がつきにくくなるということです。

小分けダイエットで痩せられる根拠その2

ストレスがたまらない

ダイエットをするときには食事の量を減らすという方法がもっとも手っ取り早く、よくおこなわれている方法だと思います。ところが、食事の量を減らすとストレスがたまります。

ストレスがたまるとやけ食いをしてしまうというケースがありますが、実はそれには脳科学的に見てちゃんとした理由があるのです。

ストレス状態が続くと、脳内の神経伝達物質の分泌に異常が現れます。脳内には三大神経伝達物質といわれるものがありますが、その3つとはドーパミンとノルアドレナリン、そしてセロトニンの3つです。

ドーパミンとノルアドレナリンは簡単言うと神経を興奮させて心身を活発化せるために働き、セロトニンは神経を鎮静化させ、心身を落ち着かるために働きます。

そしてストレス状態が長く続いた場合、セロトニンの分泌量が減少することが分かっていますその結果、神経が興奮状態=交感神経が優位になってしまい、食欲が増進してしまうのです。

またセロトニンの分泌量が減少すると、脳の視床下部というところにある満腹中枢が刺激されにくくなることも分かっています。このように、ストレスはダイエットをするときの大敵となるわけです。

ところが小分けダイエットをおこなう際には、1日に5回から6回の食事をとることとなるので空腹感を感じる時間が短く、それによってストレス状態を避けられるという訳なのです。

小分けダイエットで痩せられる根拠その3

胃腸への負担を減らせる

食事をするときに、一度にたくさん食べてしまうと胃腸へ大きな負担をかけることとなってしまいます。ところが小分けダイエットをおこなう場合、1食あたりに食べる量が少ないため胃腸にかかる負担も少なくなります

胃腸にかかる負担が少なくなれば超過や吸収がスムーズに行われることとなり、それによって痩せやすい体質になれるというのです。

小分けダイエットで痩せられる根拠その4

食事誘発性熱産生があがる

実は、私たちが食事をしたあとには、なにもしなくても代謝が上がることが分かっています。そのことを「食事誘発性熱産生(DIT:Diet Induced Thermogenesis)」と呼んでいます。

食事をすると身体が温かくなることがあると思いますが、それこそが食事誘発性熱産生のなせる技なのです。小分けダイエットをおこなうと食事の回数が増えるので、食事誘発性熱産生も向上して痩せやすくなるといわれているのです。

小分けダイエットのやり方

小分けダイエットのやり方は簡単で、1日に摂取するカロリーを決めたらそれを食事回数で割るだけです。間食は1日に100キロカロリー以内にすることとされています。

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小分けダイエットの問題点

小分けダイエットは食事の量を減らしてその分だけ食事の回数を増やすというダイエット法で、実際に女優の北川景子さんなどはドラマの撮影に入ると1日に9回(!)も食事をするそうです。他にも、モデルの奈々緒さんや栗山千明さんなども、スリムな体からは考えられないくらいの量を食べるということです。

ですが小分けダイエットには問題もあります。続いてそのデメリットを見ていきましょう。

・カロリー摂取量が多くなる可能性がある

いくら小分けにして食べるといっても、食事をする回数が増える以上カロリーを取りすぎてしまう可能性が高くなることは避けられません

食事量が少なければそれだけお腹がすく回数も増え、それによってかえってストレスがたまってしまう可能性もあります。

食べ物のカロリー表

・胃腸への負担は増大する

小分けダイエットで痩せられる根拠としては、1回あたりの食事量を減らすことができるので胃腸にかかる負担を減らすことができるということがあげられていました。ところが、実際には全く逆です。

1日に6回の食事をするということは、仮に8時間寝ると考えた場合、2時間から2時間半ごとに食事を摂ることとなります。

これでは胃腸が休まる時間がありません働きっぱなしとなってしまって、前の食事の消化が進まないうちに次の食事が胃へと送りこまれることとなります。

小分けダイエットで痩せられる根拠として血糖値が安定するということがあげられていましたが、これでは血糖値が高止まりするだけです。ある意味安定しているのかもしれませんが、それでは痩せることはできません。

 

そもそも小分けダイエットは糖尿病患者さんの食事療法として考え出されたということですが、それは小分けして食べることによってインスリンの分泌を促すためです。

インスリンには糖分を分解して身体や脳のエネルギーに変えてくれる働きがありますが、糖尿病になるとインスリンの分泌量が低下してしまうため、こういった食事法が考え出されたのです。

病気でもない人が小分けダイエットをおこなってしまうと、糖質の摂取量が多くなりすぎてしまい、結果としてインスリンによる分解が追い付かなくなって脂肪がついてしまうこととなります。

・食事誘発性熱産生が上がることはない

小分けダイエットで痩せられる根拠として、食事の回数を増やすことによって食事誘発性熱産生が起こる機会が増える、すなわち代謝が上がって痩せやすくなるということがあげられていました。

ところが、食事誘発性熱産生というのは食事量によって決まることが分かっています。そのため、1日に食べる食事量が一緒であれば、食事誘発性熱産生によるカロリー消費も一緒ということになります。

・寝る前に食べてしまう可能性が高くなる

小分けダイエットをおこなっていると、食事の回数が増えるので寝る前に食べてしまうリスクもあります。寝る前に食べると太りやすくなるというのはよく知られていることだと思います。

特に、夜の10時から明けて2時頃はもっとも太りやすい時間帯だといわれているので、寝る前に食べるリスクが高い小分けダイエットはやはりあまりお奨めとはいえません

小分けダイエットには痩せる効果があるのか!?のまとめ

やはり通常通りの食事をした方が健康にも良いかもしれません。ダイエットに必要なのは食生活の改善と運動などとよく言われますが、「改善」のつもりで間違った方向に努力をしてしまっては意味がありません。残念ながら小分けダイエットで食事回数を増やしても胃腸の休む時間がなくなるだけで、ダイエット効果は期待できそうもありません。

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