和食ダイエットで健康的に美しく痩せる方法をご紹介します!!和食は健康的だとよく言われますよね。海外でもその健康効果に注目して、和食を提供するお店が増えているようです。そして、和食はダイエットをするときにも効果的な食事といわれています。今回は和食ダイエットの効果と、和食ダイエットで痩せられる理由について迫ってみたいと思います。
和食ダイエットってなに?
和食ダイエットとは、日々の食生活を洋食から和食に切り替えたり、和食を食べる機会を増やしたりすることによって、体重をコントロールするダイエット法のことを言います。
ダイエットには本来、健康と美容のために食事の量を制限したり食事内容を見直したりといった意味がありますが、その点で和食ダイエットはとても優れた方法と言えます。
和食について

私たち日本人にとって、和食というのはあたりまえの存在であり過ぎて、「和食とはなんぞや?」などと考えることはあまりないのではないでしょうか。
ただ、和食ダイエットで痩せるためには、和食とはどのような食事のことを言うのか、その定義について知っておく必要があるかと思います。
みなさんもご存知のことと思いますが、和食はユネスコの無形文化遺産にも登録されています。そこでの和食の定義について見ると、日本で、また海外で和食がどのように捉えられているのかが分かると思います。
・海や山の幸を豊富に用いた新鮮な料理
日本は縦に長く、北は北海道から南は沖縄まで、多種多様な食文化があります。そのため、その土地の風土や気候にあったさまざまな食べ方や調理法が生み出されることとなっています。
スポンサーリンク
・栄養バランスに優れていて健康的
和食の特徴としては、栄養バランスに優れていて健康的であるということもあげられます。よく、和食について説明するときに一汁三菜などといわれますよね。
ご飯があって椀物があり、それに主菜と副菜というのが和食の基本となっています。そして、それらの料理に対する彩りの繊細さも、和食の特徴ということが可能です。

・四季の移ろいを表現している
和食と西洋料理の決定的な違いというと、和食は旬の食材を取り入れるだけでなく、彩りや食器によって季節の移ろいや四季を表現しているということがあげられます。
料理だけではなく和菓子をとってみてもそうで、花の季節には桜餅を食べたりしますよね。味だけではなく、見た目にもこだわるのが和食の特徴と言えます。
・年中行事と密接に関わっている
海外にももちろん年中行事(イースターやクリスマスなど)がありますが、日本には特に年中行事が多いことで知られています。
お正月に始まって、節分やひな祭り、端午の節句や重陽の節句、お盆やお彼岸など、なにかにつけて親族が集まったり、子供の成長を喜んだり、季節の風物を愛でたりします。

そういったときに和食を一緒に食べるということで、家族や地域の人々との交流を深めるといったことがおこなわれてきたということも、和食が評価された理由の一つとなっています。
和食ダイエットで痩せられる理由その1・栄養バランスに優れている
和食ダイエットで痩せられる理由の一つとして、ユネスコに登録される理由ともなっている、栄養バランスに優れているということがあげられます。
アメリカに行くと、巨大なハンバーガーやホットドッグをコーラで流し込むなどといった光景は日常的によく見られますが、それが世界一の肥満大国を生みだす原因ともなっています。
私たちが太ってしまうのは、ただ単に食べ過ぎているだけでなく、栄養価の低いものばかり食べているということもその理由となっています。
人によってはこのような現状を「現代型の栄養失調」と呼ぶこともあります。戦中や戦後のものがない時代の栄養失調とは異なり、物があふれているがための栄養失調という訳ですね。
私たちの身体は食べたものによって構成されていますが、現代人の食生活に特に不足しているのがビタミンとミネラルだといわれています。
ビタミンやミネラルには、私たちの身体のコンディションを整えてくれる働きがあります。また、脂肪を燃焼したり、脂肪を吸収しにくくしたりするなどといった働きもあります。
そのようにして、身体にとって必要なものは吸収し、必要のないものは排出するように調整してくれている訳です。
ビタミンやミネラルが不足しているというと、「じゃあそれを補えばいいんだな」とサプリメントを飲むようなこともありますが、基本的には栄養バランスの取れた食事をすることが、ダイエットにとってもっとも必要なことなのです。
和食には主食である炭水化物と、身体を作ってくれるタンパク質、そして身体のコンディショニングをしてくれる野菜や海藻といった栄養素が、無理なくバランスよく揃っています。
和食ダイエットで痩せられる理由その2・魚をよく食べる
和食ダイエットで痩せられる理由としては、和食の場合、魚をよく食べるということもあげられます。メザシなどは端午の節句に付き物となっていますよね。
おせち料理を見ても、東では鮭、西ではブリを食べることが多いですし、タイの尾頭付きを食べることもよくあります。このように日本人は古来、事あるごとに魚をよく食べていたのです。

特に、青魚には不飽和脂肪酸が多く含まれており、それが体内でDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)になることで、血液をサラサラにして生活習慣病から私たちの身体を守ってくれます。
魚料理と言えばお刺身やお寿司も日本特有の料理ですよね。海外では生の魚を食べるなどということは滅多にありません。新鮮な食材のうまみをそのまま頂くというのが、和食の特徴なのです。
和食ダイエットで痩せられる理由その3・咀嚼回数が多い
高度経済成長期以降、日本人の食事も高カロリー・高脂質になってきました。特に顕著なのが、肉食や揚げものなどが好まれるようになったということです。
料理番組を見ていても「口の中で溶ける」ような、柔らかいお肉が好まれるように、洋食を食べるときには咀嚼回数が少なくなる傾向があります。
和食は海の幸や山の幸を豊富に用いた、バランスのとれた食事であることから、いろいろな食品を食べることとなり、必然的に咀嚼回数が増えます。
咀嚼回数が増えればそれだけ食事に時間を要することとなるため、満腹中枢が刺激されやすくなり、食べ過ぎの予防につながります。
また、咀嚼回数が増えることによって唾液(消化酵素)の分泌も活発になり、胃腸にかかる負担を減らすことにもつながります。
和食ダイエットで痩せられる理由その4・出汁の存在
和食に欠かせないのが、昆布やカツオ、煮干しなどからとる出汁の存在です。出汁をしっかりととることによって、味付けが淡泊でも美味しく食べられることとなります。
フランス料理などを見ていると「これでもか」というほど調味料を入れますが、それが太ってしまう一因となります。和食の場合はそもそも、そのようなリスクが少ない訳です。
和食ダイエットをさらに効果的にするコツ
和食ダイエットで痩せられる理由について見てきましたが、いかがだったでしょうか。世界的に健康ブームの中、和食がユネスコの無形文化財に登録されたのは非常に喜ばしいことだと思います。
また、日本人にとっても和食のよさを改めて見直す、よい機会となったのではないでしょうか。ダイエットにも効果的な和食ですが、さらにダイエット効果を高めたいのであればご飯を玄米に変えましょう。
和食ダイエットで健康的に美しく痩せよう!和食で痩せられる理由とは?のまとめ
玄米には白米にすることで失われた栄養価がたくさん詰まっています。玄米を食べていれば一汁一菜でも乗り切れるくらいです。ぜひ、この機会に和食ダイエットを始めてみてくださいね。